わたしたちは、
もっと前に進める。
まずは東日本大震災の直後に地方議員として初当選させていただいて以降、長らくのご支援、またご意見・ご助言に心から感謝いたします。
初出馬を決めた時、私には1歳の娘がおりました。ママ友は産休・育休中ですから駅に立った時に会うのはそのご主人ばかり。その後何年か経ち、職場復帰したママ友自身に会うようになりました。そして先日駅に立っていた時、最近は、成長して高校に登校するその子ども達に会うようになったことに気づきました。
命の巡りというものは私が思っているよりも早いということを体感した瞬間でした。
この時私は二つのことを感じました。ひとつは、〈人に投資することの有益さ〉です。生まれた子ども達は思っている以上に早く成長し、この国を支える人材・納税者になる。子育て支援や教育を充実させ人に投資することは、資源の少ない日本にとって投資的経費として非常に合理的であるということ、もうひとつは、私自身も老いるのだな、ということです。そんなの当たり前だろうと言われそうですが、20代からここまでの20年間に感じた体力の衰え以上に、おそらくこの先20年の方がより加速度的に老いるのだろうな、と、いつまでも若いつもりでいた自分の時間の有限性を初めて心から体感したわけです。
政治に携わってから今日まで、私はたゆまず子ども達の豊かな育ちと、あらゆる人が生きやすく、頑張ったら頑張った分だけ報われる社会の実現をライフワークに働いてきました。一部、実現したこともありますが、長らく続けてきたことで地方議員としての限界も感じるようになりました。
私は、子どもにまつわるあらゆる支援は所得制限を撤廃するべきと思っていますし、生活が苦しい人が増える中社会保障費を下げるべきと考えています。企業が正規雇用を増やせるよう助成すべきですし、法定価格で決まる介護士・看護師・保育士の皆さんの給与をあげることは国民全体の利益につながると考えています。しかしそうした国の制度の改善は自治体議員では叶いません。
そうした自治体議員の限界を感じる機会が増え、また先ほど書いた通り、自分に残された時\間の有限性を体感したこともあって、「国政に携わる挑戦をするのは気力・体力が充満した今だ」と考え、国政への挑戦に踏み切りました。
国政選挙を戦うには政党の力が必要です。私の価値観や政治思想に最も合致するのは国民民主党です。政策提案型の改革中道政党、人への投資、その根拠となる積極財政への転換、“対決より解決”という柔軟な政治姿勢、その全てが合致しています。正直なところ政党としては小さく、政党支持率もまだ高くはありません。しかし、自分が人生を賭けて戦うなら、選挙での有利不利ではなく、自分に嘘をつくことなく活動できる潔さの方を私は選びました。
私が大学生のとき、当時47歳だった母を病気で亡くしました。苦労の多い人生を歩んだ母がこの世に生きた意味を考える時、私は、たったひとりの子どもである自分が少しでも世の中の役に立てば、母の人生に意味付けが出来るのではないかといつも考えてしまいます。人の人生に意味付けをするなどおこがましいことかも知れませんし、きっと母は、「そんなが\むしゃらに生きなくても、純子が健やかであればそれでいい」と親心から言うでしょうが、どうしても私はそう思わずにはいられないのです。ですから私は、みなさんの幸せのために生涯を賭して働き続けます。
生の声からのみ血の通った政策ができると考えています。どうか、皆さんの声をお寄せください。